埼玉平和美術会・主張

 埼玉平和美術会は、美術を通じて平和を守り、育て、創り出そうとするものたちの、埼玉県における自主的な集まりである。
 われわれは、美術は、本来戦争とはあいいれないものであると考える。
 美術は平和 — 人類が幸福を願う心と結びついたものである。
 埼玉平和美術会は、それぞれの流派・思想をこえて、平和への希求によって結ばれている。
 世界の、日本の、そして埼玉県内の多くの人々の平和への願いと行動の中に、われわれは美術によって参加し、協働し、その中で、われわれの抱えている芸術上の諸問題をも解決していきたい。このことを通じて、会員相互の、そして美術と民衆との真の結びつきを強めつつ、県内の文化の発展につくしていきたいと考えるものである。