基本方針
この内容については、事務局長様・機関誌部様の了承を得ていません。
基本方針のもくじ
▽機関誌の電子版について▽ソフト(アプリ)も高いものは使わない
▽電子版「さいたま平美」:ホームページ形式の場合
▽PDF形式について
▽電子版「さいたま平美」:PDF形式の場合
▽漢字の字形はJIS2004になります
▽ネットサービスは提供側の都合に左右される
▽原稿の文章に絵文字は禁止
▽インターネットは公開が原則です
▽これまでの「さいたま平美」の電子化について
▽AI画像生成について
▽埼玉平美会員のネットサービスの利用
▽読み仮名(ルビ)について
▽「さいたま平美」の新ロゴを作りました
▽画像の色味について
New▽電子版・印刷物・併用の決定は8月下旬に
New▽電子版・印刷物・併用の価格のちがい
New▽総会で電子版について知らせてOKです
New▽総会で展示内容等のホームページ等での公開についての明示についての了承を得てください
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機関誌の電子版について
「さいたま平美」は、紙の印刷物ですが、パソコンやスマホの普及や郵便料金など諸費用の高騰で印刷物のみの提供も限界となってきました。そこで「さいたま平美」を電子版に移行しパソコンやスマホで閲覧できるようにしてコスト上昇を抑えたいと思います。なお、紙の印刷物(製作後の修正は不可)もしばらく継続予定ですが価格上昇が懸念され、コストダウンには電子版のみとする必要があります。
電子版のメリットは、★データなので製作後にミスが見つかっても修正できる。★郵送費がかからない。★フルカラー。★パソコンやスマホで誰でも、いつでも閲覧できる。などがあります。
★スマホやパソコンは基本的に文章は横組みなので横組みとなります。
★電子版は、紙の印刷物の「さいたま平美」をご覧の方が、操作に迷わないようにホームページ等で用いられる独特の表現は避け、紙の印刷物の「さいたま平美」の「誌面構成」に電子版の誌面構成を合わせます。
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ソフト(アプリ)も高いものは使わない
長年、印刷物のデータ作成は、アメリカのAdobe社のソフトウエアが独占的に使われてきました。以前は買い切りだったので一度買えばずっと使えたのですが、最近はサブスクリプション(レンタル)のみとなり、毎年(毎月もあり)一定額が、かなりかかるようになりました。円安もあり年々金額が上がっていくと思われますので、別会社の買い切りのソフトウエア(注1)を使ってコスト上昇を抑えたいと思います。
また、スマホやパソコンの標準機能で電子版を閲覧できるように、新たにアプリ(ソフト)を組み込むなどの作業は避けたいと思います。
★電子版のデータの形式は、次に示すホームページ形式とPDF形式で試作します。
(注1) イギリスAffinity社のソフトを検証中です。
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電子版「さいたま平美」:ホームページ形式の場合
ホームページ形式は、通常のホームページの作成に使われるHTMLやCSSなどを使ったデータ形式です。
ホームページ形式は、ご覧になっている「さいたま平美の本棚」と同じデータ形式なので、ネットに繋いでの閲覧となります。
★スマホやタブレットやパソコンの画面サイズに応じて自動的にレイアウトが調整されます。パソコンでご覧の方はウインドウの横幅を小さめにしてご覧ください。
★デメリットとしては、メーカー側もスマホやパソコンを買い替えさせなくてはならないので、ホームページ形式の技術仕様が変わって正常に表示されなくなりなったり、新しいスマホなどでこれまでのホームページが正常に表示されないといったことが長期的にはありえます。
ホームページ形式は、そのままでは紙の印刷物用のデータとして使えません。
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PDF形式について
パソコンやスマホで取扱説明書などのPDF(注2)書類をご覧になったこともあるかと思います。
★メリットは、PDFは印刷物と同じレイアウトで保存でき、どんなパソコンやスマホで開いても印刷物と同じ紙面を表示できます。
PDFは1ファイルなので、パソコンやスマホでダウンロード(注3)し、パソコンやスマホやSDカードなどに保存しておけばいいので管理が簡単です。ネットに繋がらなくてもダウンロードしておけば、PDFの作成者に依存することなく閲覧・保管・管理ができます。
★デメリットは、Andoroidスマホに仕様変更があり、ホームページでPDFを見ようとしてタップ(注4)しても表示されず(以前は表示されました)、ダウンロードするように変えられたようです。iPhone は問題ありません。
参考:PDFが表示されない方へ
これはAndoroidのネット閲覧アプリ Google Chrome の場合で、別のネット閲覧アプリ Firefoxなどを利用すれば解決しますが、少しむずかしいです。
(注2) PDF・・・(Portable Document Format) このファイル形式の開発はAdobe社ですが現在はオープンスタンダードとなり国際標準化機構(ISO)で管理されていて、長期に亘(わた)りさまざまな電子機器で閲覧できると思われます。
(注3) ダウンロード・・・パソコンやスマホでネットを閲覧などして、そのデータ自体をパソコンやスマホに保存すること。
(注4) タップ・・・スマホで画面上に表示されたボタンなどを押す操作。パソコンではクリック。
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電子版「さいたま平美」:PDF形式の場合
2つのPDF版を試作します。
★スマホ版(PDF)・・・スマホの画面表示に適した縦長で小さめのPDFです。iPhone SE2 など4.7インチのスマホでは、紙の印刷物の「さいたま平美」とほとんど同じ文字の大きさで表示されます。最近の大きめの画面のスマホでは文字も少し大きく表示されるので観やすくなるでしょう。スマホ閲覧がホームページ形式となった場合、スマホ版(PDF)は作らないかもしれません。
★パソコン版(PDF)・・・パソコンやタブレットなど大きめの画面に適したPDFです。スマホ版(PDF)の6画面をB5サイズに横3つ・縦2つに配置する予定です。2023年以降、PDF形式のデータを印刷に使うようになってきたので印刷に利用可と思われます。しかしカラーではなくモノクロとなるかもしれません。
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漢字の字形はJIS2004になります
古いパソコンで作った文章を新しいパソコンで見ると「あれ!漢字の形が変わっている」ということがあったかもしれませんが、日本工業規格(JIS)のほうで字形を変えてしまったのです。
JIS90 は、漢字を戦後に使われるようになった略字をもとにした字形で、JIS2004は、伝統的な、旧字風の字体に改めたものです。詳しくは、
参考:JIS2004だと何か得? 高機能?をご覧ください。読み進めるとどの漢字が変わったのか比較できるようになっています。
スマホやパソコンは近年、JIS2004の字形で表示されるはずなので「さいたま平美」PDF版・ホームページ版とも JIS2004 の字形となります。(例えば、自分の名前の 辻 の字は点が1つのはずなのだが、点が2つで表示されるということが起こりますがご了承ください)
紙の印刷物の第57号までの「さいたま平美」は、原稿が紙なので原稿どおりの字形となっていましたが、原稿もデータ入稿となると、電子版では原稿どおりの字形が困難な場合があり字形はJIS2004となります。
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ネットサービスは提供側の都合に左右される
ブログ・YouTube・X(旧Twitter)・Instagram・無料ホームページなどネットサービスはいろいろあります。
ただし、これらはサービス提供側の営利事業のため、サービス自体の終了・利用規約の変更・提供側に不都合な内容の削除や会員資格の剥奪などが提供側の都合のみで可能です。
例えば、2005年から始まった Yahoo!ブログ は2007年に開設数が100万を突破しましたが、「これ以上の継続が難しい」という経営判断で2019年12月15日に終了となりました。専門知識のある人や代行業者にブログ移行を依頼した利用者以外は、これまでのブログ記事を失ってしまいました。無料ホームページサービスも提供側の事業判断で終了もあり得ます。
ネットサービスも国際情勢に無関係ではなく、提供側に不都合となればサービスの終了・利用規約の変更・会員資格の剥奪などが提供側の判断のみで可能です。これらは提供側の規約に書かれているはずなので、利用者の不利益になっても実行されます。
これらの懸念事項はめったにあることではありませんが、知っておく必要があります。
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原稿の文章に絵文字は禁止
スマホには、いろいろな絵文字があり、感情表現などに利用している方も多いと思います。
しかしながら、トラブルの原因となる場合がございます。例えば、
★メーカーやスマホのOSの違い・同系統のOSでもバージョンによる違い・自分のスマホの絵文字が他の人のスマホでは表示されなかったり、絵柄が似ていても伝えたいニュアンスが異なっていて誤解を与えてしまう・スマホも営利事業なので、次々に絵文字を追加してきて、過去の絵文字のデザインも変えてしまう・書体によって該当する絵文字がそもそも無いなど、文章データの正確な受け渡しに問題が多すぎますので、原稿の文章に絵文字は禁止といたします。
参考:
AndroidとiPhoneの絵文字の違いは?変換方法や使用時の問題点と解決方法も解説
Android 11には117の新しい絵文字と2000以上のデザイン変更が含まれている
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▽インターネットは公開が原則です
これまでの紙の印刷物の「さいたま平美」は、平美会員以外は、ほとんど閲覧することはありませんでした。
しかしながら、インターネットは公開が原則ですので、会場風景(人物写真や動画・作品・題名札・掲示物を含む)や、「さいたま平美」電子版の内容は、ホームページなどを通して埼玉平美会員以外の第三者に閲覧などされる場合がございます。
これらは、注意事項として募集要項に明記しておかなくてはなりません。また機関誌「さいたま平美」の原稿執筆者にも、了解のうえ原稿を作成していただく必要がございます。
実際は、ネット上で話題になったりしなければ会員以外が閲覧することはほとんどありません。
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これまでの「さいたま平美」の電子化について
第54回展(2020年)〜第57回展(2023年)の機関誌「さいたま平美」は、カラー画像を保管していますので、カラーの電子版の作成が可能です。
これまでの原稿依頼は、紙の印刷物の機関誌「さいたま平美」用で、主に埼玉平美会員以外が閲覧することを想定していませんでした。
しかし、電子版の場合は、スマホなどで埼玉平美会員以外が閲覧できてしまいますので、54〜57回展の電子化については
機関誌中の、執筆者名・執筆文・作品題名・作品画像などが、スマホなどで埼玉平美会員以外にも、閲覧される場合があることを了承いただいた方のみといたします。
実際は、ネット上で話題になったりしなければ会員以外が閲覧することはほとんどありません。
電子版のサンプルとして第56回展(2022年)の機関誌「さいたま平美」の試作・電子版を作成中です。事務局長様・機関支部長様の文章の電子化の許可はいただいています。
試作版 第56回 2022「さいたま平美」(ホームページ形式)
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AI画像生成について
ネット上の有名画家や各クリエイターなどの作品をAIが大量に学習し、例えば、レンブラントの作風の画像を大量作成することも機械ができるようになりました。
技術の進歩が急で、著作権など法的な問題のある画像もAI学習に、利用している可能性が高く、法的な整備が追いついていません。今後、人間の作品かAIの生成画像かの判断もますます難しくなっていくでしょう。また、作品にAIも利用し(作品のコンセプトにAI利用・AI画像生成など)人間が手を加えて自分の作品として発表してしまうということも増えるでしょう。
平美としては、近い将来、自己申告となりますが要項に、AI利用の有無・利用範囲・著作権など法的な問題がないなど記入していただかないとならなくなるかもしれません。世界的にAI作品の法的な枠組みができれば、新しいジャンルに「AI作品」ができるかもしれません。今のところは、自分のこれまでのスタイルを変えずに作品を制作したほうが良いでしょう。
参考:芸術文化の担い手は生成AIとどのように向き合えばよいか
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埼玉平美会員のネットサービスの利用
ブログ・X(旧Twitter)・Instagramなどは、最近の活動報告などに適しています。YouTubeは動画投稿の主流です。
すぐにすべてのネットサービスが無くなることはないので、可能な範囲で利用した方が良いでしょう。
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読み仮名(ルビ)について
例文として在来りとなった
というように、ホームページ形式で 読み仮名(ルビ)の表現は可能なのですが、字間や行間が変わったり、他のアプリ(ソフト)に文章をコピーしてもルビが消えたりなど問題が多く確実にコピーするために
例文として在来(ありきた)りとなった
と表現します。
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「さいたま平美」の新ロゴを作りました
![「さいたま平美」の新ロゴ](img/logo-sthb-v1-cl.jpg)
紙の印刷物の表紙の「さいたま平美」の文字ですが、書体名がわからず、今後、電子媒体などで使用許諾・法的な問題が出ないように、
「さいたま平美」のロゴを新しくデザインしました。悪用を避けるため著作権は放棄しませんが、使用には埼玉平和美術会様の許可が必要です。
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画像の色味について
電子版「さいたま平美」の画像は、機関誌部様から送られてきた画像の黒色と白色部分を参考に、本来の色を類推したものです。
元の色にかなり近いと思われますが、かなり違う場合もあるかもしれません。
必ずしも本来の色を保証するものではありません。
なお、お持ちのスマホやパソコンで色が正確に表示されているかの目安としては、
このホームページ内の色(Color)をご覧ください。
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電子版・印刷物・併用の決定は8月下旬に
機関誌「さいたま平美」を電子版のみ・印刷物のみ・電子版と印刷物の併用のいずれにするかは展覧会が終わった8月下旬に決定していただければOKです。
おそらく、電子版と印刷物の併用 の意見が多いと思われますが、会員皆様に聞いてみないとわかりません。
印刷物のみ で 57回展(2023)の機関誌のレイアウト(B5・タテ組・4段)をご希望の場合はこちらでも作成できますが、古いパソコンが壊れれば作成できなくなりますので58回展(2024)の機関誌のように別会社での作成の方が安全です。(B5・ヨコ組・3×2段)でよろしければ作成可能となる予定です。
電子版と印刷物の併用 となった場合は、電子版はホームページ形式・印刷物は(B5・ヨコ組・3×2段)となる予定です。
電子版サンプル:試作版 第56回 2022「さいたま平美」(ホームページ形式)
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電子版・印刷物・併用の価格のちがい
文書量が56回展(2022)の機関誌程度で、画像数が40枚前後を仮定すると
電子版のみ の場合は単純計算で印刷代36,000円が減額されます。原稿がデータで来て手書き原稿が少なくなってくれば更に減額されます。
印刷物のみ の場合は一般の印刷会社に依頼した場合を考えますと、年々高くなっていくでしょう。郵送費も高くなっていきます。
電子版と印刷物の併用 となった場合でも、印刷物を作る以上コストは上がっていきます。この場合の印刷物は電子版のみへの暫定処置として作るものでコストの問題もあり、いずれは印刷物は廃止となると思われます。
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総会で電子版について知らせてOKです
電子版のサンプルは既にお見せしましたが、ここまでできれば99%失敗はありえないので、総会で皆様に見ていただいてOKです。
電子化の可否は8月下旬ですので会員皆様が充分に考える時間があります。
電子版サンプル:試作版 第56回 2022「さいたま平美」(ホームページ形式)
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総会で展示内容等のホームページ等での公開についての明示についての了承を得てください。
電子版の可否にかかわらず、展覧会の開催情報や作品などの展示内容・会場風景等、スマホで撮影してインターネットで勝手に公開される時代となってしまったため、少なくとも出品規定に展示内容・会場風景等をホームページ等で公開される場合があることを明示しておかなければなりません。
また、機関誌の内容をホームページ等に載せる場合は、機関誌の原稿依頼時に執筆者様に機関誌の内容がホームページなどで公開される場合があることの了解を得る必要があります。入場者の感想も執筆者名はイニシャル等にしてホームページ等で公開される場合があることを明示しなければなりません。
出品規定等に追加する文章は、後日ご相談しますが、総会で展示内容等のホームページ等での公開についての明示についての了承を得てください。
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